『別れ・・・そして、始まり』
2011年 01月 06日
1月2日に12年連れ添った最愛犬のブンタ(メス)が
永い眠りにつきました・・・・・・。
ブンタとの様々な思い出がフラッシュバックして
「もっとこうしてやれば良かった」
「本当に幸せやったんかな〜」
「もっともっと・・・」
後悔先に立たず
居なくなって思う事が山のようにあります・・・
実家の店を継ぐため5年程前にブンタを連れて帰った時は
祖母以外の母と兄は、全然ウェルカムな感じでなく
僕自身、すごくブンタに対して「居心地の悪い所に連れてきてごめんな・・・」と
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
そんな何とも言えない雰囲気を変えたのは
ブンタでした・・・
家族間で、言い合いの喧嘩をしてると
その間に入ってきてぺたんと座ったり
気難しい兄に自分から接したり
祖母が昼寝をしているとその毛布の中に入って行ったり
母は、ブンタの散歩に行くようになってから
犬仲間が出来、散歩道中で会う人会う人にブンタが声をかけられるので
猫派だった母もいつしか愛着が湧いてきたりと
実家に戻って、1年が過ぎたあたりから少しずつブンタ中心の
生活になっていったんです。
今思えば、その一年間ブンタが家族それぞれの人格を
ブンタなりに考え僕には到底出来ない程の「気遣い」をしていたんだと思います
言葉にできない分
小さいながら動きや表情で自分達に全力で話しかけてきてたんやないんかな
それに対して自分はどれぐらいの事を理解出来てたんやろ
散歩やお風呂、病院・・・色んな事を仕事が忙しいからと
母に任せきりになっていて、今年は自分もブンタに触れる時間を作って
母をゆっくりさせ、ブンタと色んな場所の散策をしようと考えてた矢先に・・・・・・
くしくもその日は、母の誕生日でした
毎日、ブンタの首に包装ように使われる色鮮やかなリボンを着けてた祖母は
泣きながら「今日は赤いリボンを着けようと思っとったのに・・・」
人前では絶対に涙を見せない兄もこの日だけは「こんなに悲しい事はない・・・」と
泣いていました
ブンタ
本当にありがとう
思い返せば、してやれなかった・・・気付いてやれなかった・・・
飼い主として12年もの間一緒にいたパートナーとして不甲斐ない点が
たくさんあったと思う・・・
だけどこの気持ちは、ブンタには伝わってるんよね・・・
自分が思ってる以上に分かってるんよね・・・
ブンタと過ごした日々はかけがえのない最高の時やったよ
感謝・・・もうこの言葉につきる
ブン
ゆっくり休んでまた散歩に行こうな
by kentaro_muraoka
| 2011-01-06 23:22
| ブンタ